SMOUT 24時間オンライン移住相談室を振り返る!

地域に行きたい人と地域の人とを繋ぐ移住スカウトサービス「SMOUT」は、6月4日(火)12:00から6月5日(水)12:00まで、「24時間オンライン移住相談室」を開催しました!

地域に興味のある人が、地域にいる移住のセンパイとオンラインで繋がり、自由に質問やお話をするという今回の企画。たくさんの人に暮らしを考え、地域を知り、好きな暮らしをつくってもらいたいという想いで開催しました。

当日は、全国各地総勢27名の地域の人が「移住のセンパイ」として出演。移住と地域に関するさまざまなテーマのもと、参加者と対話しました。正確にカウントはしていませんが、平均各回20名、ラジオのように24時間聴いていてくださった方もいるので、約100名程度のみなさんに参加していただきました!

24時間無事に終了!かと思いきや、ラスト5分でzoomが切れてしまうというまさかのハプニングもありましたが、参加してくださったみなさんの温かいサポートのおかげでなんとか24時間繋ぎきることができました。

ご出演者のみなさんのコメントやお写真とともに24時間を振り返りたいと思います!

地域との関わり方は、人の数だけ千差万別

ご出演者のみなさんには、移住に限らず、関係人口になる方法、リモートワークや二拠点居住のノウハウなどさまざまな地域との関わり方についてお話いただきました。

当日のご出演者一覧はこちらから。
https://smout.jp/event/1st-anniversary

その中でいくつかキーワードとなる言葉が出てきました。キーワードとともに、ご出演者のみなさんの声を一部抜粋でご紹介します。

「地域では多様性を追求できる」

地域は、「多様性」が追求できる場でもあるのではないか、というディスカッションが複数の回で登場しました。

土佐町で自由自在な学びをデザインする瀬戸昌宣さんは、地域でこそさまざまな学びの選択肢を追求するべきとして、地元ならではの学びと地域内外を通してもなかなか出会えない異質な学びを、平行して展開しているそうです。

また「そもそも『地域』ってみんなのもの。自分が当事者性をもった地域が地域なんだ。」(阿部裕志さん・海士町)と、自分が関わることがさらに地域に多様性をもたらすと言います。

「地域はより多様性を受け入れられる場所でないとならない。」(松原佳代・カヤックLiving代表)のかもしれません。

海士町の多様な関わり方について語る、阿部裕志さん(海士町)カフェからのご参加!

「地域は空白があるから面白い!」

24時間のなかで頻繁に登場したのが、「地域の空白」という言葉です。

「都会は工夫の余地がない」と言う椎葉村の村上健太さん。だからこそ、「自分が貢献することによって、こうできるという余白が地域にはまだまだある。」(宮部誠二郎さん・鎌倉)というのが地域に関わる面白さのひとつなのかもしれません。

そして、地域の空白を求める動きは「東京から地域」だけでなく「地域から地域」という流れにもなっていることを上勝町の大西正泰さんは教えてくれました。「この2、3年で、先進地域と言われている地域のプレーヤーも、違う地域へ移動し始めた。だからこそ、先進地と言われるところでも、活躍しやすいポジションに空きが出始めている。狙い目である。」とのこと。

また、リモートワーカーとして活動する小倉研太さん(揖保郡)は、「人が集まりにくくて採用が難しい地域の方が伸びしろがある。地方の人がやっていることを東京の人が助け合う仕組みをつくりたい。」と言います。そして、地域で感じる「モヤモヤ」という感覚も大切にした方がいいと話したのは塩尻市で公務員として活躍する山田崇さん。地域と関わった時に感じるモヤモヤから自分の「こうしたい」が見つかるんだとか。余白とモヤモヤが地域を楽しむヒントかもしれません。

移住と地方創生の流れについて語る、大西正泰さん(上勝町)

「地域へ入る時には、その地域のことをよく知ること」

オンライン移住相談室では、地域おこし協力隊(現役の方やOBの方も)のみなさんにも出演いただきました。そこでよく質問にあがったのが、「地域へ入る際の方法論」や「地域の選び方」です。

「地域おこし協力隊としての活動地を選ぶ際に、その地域が合併を経ているかいないかで求められることや活動内容が変わってくる。」(小林和彦さん・沖縄県)

「地域へ入り込む際にやっておくと良いこととして『一番厳しい季節に現地に行く』『社会奉仕活動など地域の行事に参加する』。」(門田和也さん&しょうさん・南越前町)

また、マーケティングを専門としている土屋有さん(宮崎県)からは「地域に今はいないオリジナルな存在を探してみるといい」というお話も。

移住ではない地域との関わり方を可能にするリモートワークや二拠点居住をテーマとした回では「ローカルリモートワークは仕事と観光の割合など、自分が期間中に何割の出力で働くのかを決め、それを職場と地域の両方にきちんと共有し期待値を調整しておく」(山本裕介さん・Local Remote Work)という明日から実践できそうな方法論も出てきました。

鎌倉から宮崎への移住にあたり、奥さんを説得するためにつくった資料を共有してくれた土屋有さん(宮崎県)

「地域の暮らしは、まず自分が楽しむ事から」」

地域で暮らすことの良い面も悪い面も聞けた24時間でしたが、「地域って楽しいところ」「思い切って行っちゃうのも1つ」という声もたくさんの地域の人から聞けました。

「移住してから地元の空き家に住んだのですが『空き家に明かりが灯っただけで嬉しい』と地元の人に言われてすごく嬉しかった。」(五十嵐杏美さん・隠岐の島町)

「地域との相性は大切。まずは実際に来ていただくと、お互い新しい発見があることも。」(高田友美さん&藤本彩さん・神山町)

「秘境でリモートワークとかを発信していくと、リモートワークに対するワクワク感をつくっていける!」(山本裕介さん・Local Remote Work)

「ドキドキすること、苦手なことを、あえて手放さない」(by 山田崇・塩尻市)

「地域に人を集める秘訣は楽しさ!!」(たつみかずきさん・塩尻市)

リモートワークの山本裕介さんの回に急遽参加してくれた塩尻市の山田崇さん。そんなコラボレーションも生まれた24時間でした。

自分の「暮らし」の一部である「地域」を楽しむ

今回参加してくださった地域のみなさんに共通していたことは、「地域で暮らしていくことが自分の人生の一選択肢に過ぎない」こと、そして「自分で決めた暮らしだからこそ楽しむこと」だったように思います。

24時間通して実施した企画ならではのシーンとして、昼には語られない、地域での悩みが登場したり、時差のあるベルリンからの回も生まれたり、逆に海外に向けて日本のローカル情報を発信する回もありました。

そして深夜には深夜しか話せない移住の話をしようと「オンラインスナック」を開催しました。

オンラインということで、海士町の阿部さんはチョコレートケーキを食べながら登場したり、久米島の石坂さんは那覇空港のロビーから参加したり、沖縄県の小林さんは夜のサッカー観戦に備えてサッカーボールの衣装で登場されたりと、地域の皆さんの遊び心も見られた24時間でした。

そして改めて誰でも好きなところから気軽に参加できるオンラインの可能性を認識。これからも継続的に、お互いの選択や暮らしを気軽に知られる機会をつくっていきます(また24時間……!?)

改めて、今回ご参加いただいたみなさんありがとうございました!!

24時間終了直前の1枚(写真・たつみかずきさん)

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