行政の負担を減らすためではなく、地域で必要な選択をできるように。市内全30地域に「地域自主組織」をつくった島根県雲南市で起きていること 移住の一歩先を考える

行政の負担を減らすためではなく、地域で必要な選択をできるように。市内全30地域に「地域自主組織」をつくった島根県雲南市で起きていること

もう5年以上前になりますが、ある行政職員さんが教えてくれたことがあります。

⽥舎ではインターネットよりも、⼈のネットワークのほうが頼りになる。長野県中野市・間峠未希さん/宮崎県西都市・大沢なつみさん/宮城県丸森町・橋本沙耶花さん【地域おこし協力隊図鑑 #13-15】 地域おこし協力隊図鑑

⽥舎ではインターネットよりも、⼈のネットワークのほうが頼りになる。長野県中野市・間峠未希さん/宮崎県西都市・大沢なつみさん/宮城県丸森町・橋本沙耶花さん【地域おこし協力隊図鑑 #13-15】

日本全国で5,000人以上が活躍している地域おこし協力隊。そのきっかけはさまざまですが、ひとりひとり地域に向き合い活動しています。 コロナ禍の影響などもあり、移住を考える人が増える中で、移住先での仕事として地域おこし協力隊が選択肢の一つとして定着してきているように思い印象があります。そして協力隊を卒業した後、その経験を活かして地域で自分のやりたいことを実現する人も増えています。

「縮小する都市」の未来を希望に変える、北海道ニセコ町「10棟20家族の村」プロジェクト 関係人口のつくり方

「縮小する都市」の未来を希望に変える、北海道ニセコ町「10棟20家族の村」プロジェクト

「人口減少社会において、どのように都市を再編していくのか。そして“社会・経済・環境”の3つの要素をバランス良く保ち、持続可能な都市をつくっていくにはどのようにしたらいいのか。」

特定地域づくり事業をただの派遣事業にしない。「智頭町複業協同組合」が推進する“林業マルチワーカー”という働き方とその仕組み 複業協同組合

特定地域づくり事業をただの派遣事業にしない。「智頭町複業協同組合」が推進する“林業マルチワーカー”という働き方とその仕組み

人口が急減している地域において、農林水産業や商工業などの地域産業の担い手を確保しようと、令和2年度に始まった総務省の「特定地域づくり事業協同組合制度(以下、特定地域づくり事業)」。これは、労働者派遣事業などの特例措置として、特定地域づくり事業を行う事業協同組合に対して、国が財政的、制度的な支援を行うものです。

カフェを軸に、サステナブルな地域をつくる。乗鞍高原「ゲストハウス雷鳥」オーナー藤江佑馬さんに聞く、ゼロカーボンへの挑戦 地域のサステナブル

カフェを軸に、サステナブルな地域をつくる。乗鞍高原「ゲストハウス雷鳥」オーナー藤江佑馬さんに聞く、ゼロカーボンへの挑戦

北アルプス山域に広がる中部山岳国立公園。その一画をなす長野県松本市の乗鞍高原は、夏は避暑客、冬はスキー客が集う高原リゾート。2021年、環境省の進めるゼロカーボンパーク第一号に登録され、脱炭素化への取り組みをまちぐるみで進めています。

どこでもいいし、何をして生きてもいい。「軽トラサウナ」をDIYする谷山嘉奈美さんが、それでも北海道・下川町を選んだ理由 移住希望者向け

どこでもいいし、何をして生きてもいい。「軽トラサウナ」をDIYする谷山嘉奈美さんが、それでも北海道・下川町を選んだ理由

森づくりに関する先進的な取り組みや積極的な移住誘致で知られ、「2018年度SMOUTアワード」も受賞した北海道・下川町。人口3,300人の小さなまちに、2021年4月に名古屋から移住したのが谷山嘉奈美さんです。移住のきっかけとなったのが、SMOUTが2019年11~12月に募集した「ミステリーチケット」に当選したことでした。

アニメファンが、まちのファンに。アニメの舞台となった茨城県大洗町が今も関係人口を増やし続けている理由 関係人口のつくり方

アニメファンが、まちのファンに。アニメの舞台となった茨城県大洗町が今も関係人口を増やし続けている理由

太平洋の海沿いにあり、これまでは「サーフィン」や「海水浴」というイメージで語られることの多かった茨城県大洗町。じつは近年、海の町という以上に、アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台として知られていることはご存知でしょうか。

地域のことを知り、「好き」が地域おこしにつながっていく。兵庫県豊岡市・コンハジメさん/長野県伊那市・宮川沙加さん/北海道壮瞥町・今井亮輔さん【地域おこし協力隊図鑑 #10-12】 地域おこし協力隊図鑑

地域のことを知り、「好き」が地域おこしにつながっていく。兵庫県豊岡市・コンハジメさん/長野県伊那市・宮川沙加さん/北海道壮瞥町・今井亮輔さん【地域おこし協力隊図鑑 #10-12】

日本全国で5,000人以上が活躍している地域おこし協力隊。そのひとりひとりがさまざまな思いや夢を持って地域と向き合っています。 「田舎で暮らしたことはないけれど、いつか移住したい」と考える人にとって、移住先で地域おこし協力隊として働けることは大きな後押しになります。今回は、移住先を決めるなかで、自然の持つ美しさや住人たちの雰囲気など、その地域の魅力を見つけたという3人にお話を聞きました。

人口3,000人のまち、山口県阿武町。若者が次々と移住する理由とは? 山口県阿武町

人口3,000人のまち、山口県阿武町。若者が次々と移住する理由とは?

山陰地方の豊かな森里海に抱かれた阿武町。はるか大昔の火山活動でできた起伏に富んだ大地は、大きな開発をうけることなく今に至り、漁業や農業、畜産業などの一次産業が長年営まれてきました。しかし、高度経済成長期に都市部への人口集中が進むと、まちの人口は減少の一途をたどり、現在は3,000人台をかろうじてキープしている状態です。しかし、一方で阿武町には毎年10人ほどの移住者があり、その多くが若者世代だといいます。そんな若者に選ばれるまち、阿武町が地方再生の切り札としてつくった施設が今年3月12日にオープンした「ABUキャンプフィールド」です。

「食」という圧倒的な地域資源を軸に。山口県阿武町にオープンした「ABUキャンプフィールド」にみる地方創生 山口県阿武町

「食」という圧倒的な地域資源を軸に。山口県阿武町にオープンした「ABUキャンプフィールド」にみる地方創生

山口県北部の日本海に面した人口3,000人のまち、阿武町。過疎に悩む自治体が多く存在するなかで、阿武町は人口減少が40年も先行し、基幹産業である漁業や農業の担い手不足が深刻な問題になっています。まちにはコンビニがなく、大きなショッピングセンターもありません。それなのに、阿武町には毎年コンスタントに若い世代の移住があるといいます。

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