インタビュー

Q.もともとスマウトをご存じだったんですか?

全く知りませんでした。

東京に住んでいた頃、コロナ禍で登山にハマり、「山で暮らしたい」と思って検索したのがきっかけです。

Q.そこで、スマウトの中に興味のある募集を見つけたと。

はい。当時は世田谷区役所でDXの仕事をしていたんですが、正直あまり面白くなくて(笑)。

そんな時に、地方の仕事を探せる「スマウト」を見つけました。「大都市圏以外の地域の仕事を探せるサービスがあるなんて発明だ!」と感動しましたね。

Q.移住先に宮崎県椎葉村を選んだ決め手は何だったんでしょう?

スマウトを見ていたら、椎葉村の「YAMAPひげ隊長の弟子募集」という記事が出てきたんです。

「弟子入りする人生も悪くないな」と思って、記事を見て1ヶ月以内に辞職願を出しました。

Q.どんな募集内容だったんですか?

YAMAPは人と山をつなぐ様々なコンテンツ開発を手がける企業なんですが、

その専属ガイドである「ひげ隊長」に弟子入りして、椎葉村内でアウトドアアクティビティの開発をするというミッションでした。

で、その面接が「登山面接」だったんですよ。

Q.登山面接!?

関東近辺の応募者が集まって、ひげ隊長と一緒に山を登るんです。

山頂で「お前、面白いこと言ってみろ」とか無茶振りされたりして。「全然おもろないしロマンもないなぁ」と言われながらも運良く採用されて(笑)、2023年1月に着任し、3年間地域おこし協力隊として活動しました。

山之内 裕信さん

Q.協力隊の活動内容は何だったんですか?

メインは「インタープリター(自然の案内人)」としての研修と実践です。ただ知識を伝えるガイドではなく、体験を通じて自然の本質を感じてもらう仕組み作りです。

あとは、椎葉村の伝統的な農業である「焼畑」に感動しましたね。山を焼き、その灰で蕎麦や雑穀を育てる。4年耕したら20〜30年休ませて山を復活させる。このサステナブルな循環に触れて、日本人のルーツや原風景を再発見した気持ちになりました。

活動中、スマウトで「ひげ隊長の新弟子募集!」という記事も書きましたよ。

椎葉村の風景

椎葉村の風景

Q.スマウトで応募する側から募集する側にもなったんですね! 東京から椎葉村に移住したことによる一番の変化は何ですか?

ストレス指数ですね。移住前が16,700だとしたら、今は「ゼロ」です(笑)。

都会にいた頃は他人から色々言われることも多かったですが、今はそれが全くない。村の人は温かいし、自分の好きなことに没頭できる。

Q.最後に、移住を考えている人へメッセージをどうぞ!

とにかく「地域の人と会話をすること」です。

実際に地域を訪れて、そこに暮らす人と話して、思うままに感じるままに動いてみてください。

最初の一歩は勇気がいりますが、暮らしのリアルが見えてくると思います。

ありがとうございました!

 

編集メモ

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2026年1月に協力隊を卒業し、秘境ガイドサービス「CHENAM(チェナム)」を立ち上げたばかりの山之内さん。「チェナム」は椎葉の言葉で「一緒に行く(連れて行く)」という意味だそう。

一般的な観光地巡りではなく「秘境体験」に特化したサービスで、トレッキングツアーだけでなく、村に移住してきたアーティスト訪問や民俗学ツアー、蜂蜜ツアーといった、「自然・アート・文化・食から見る椎葉」を体験できる着地型旅行プランを提供中。
地域の人と一緒にご飯を食べたり、スーパーに行ったりというローカル体験もできるんだとか。

「日本の本当のローカル、特に椎葉のような日本三大秘境といわれる場所の生活を、少人数で深く味わってもらうサービスを目指しています。椎葉村は海外に行くよりカルチャーショックがある面白い場所ですよ!」

憧れの山暮らしをスマウトで叶えた山之内さん。あなたも地域の宝物をスマウトで探してみてください!