インタビュー

Q.移住を考えたきっかけを教えてください

前職が給食を作る仕事で、毎日8時間ほぼ厨房の中で、体も心もだんだんしんどくなっていって。

環境を変えたいと思ったのがはじまりでしたね。

Q.そこから倉敷の協力隊へ、というのはどんな流れで?

20歳のとき1人旅で尾道に行ってからずっと憧れてたんです。

でも移住先で同じ仕事してたらあまり変わらなさそうだしどうしよう…って思っていたところで、地域おこし協力隊というものを知って「めっちゃいい制度やん!」て。

Q.めっちゃいい制度ですよね笑 尾道で探したんですか?

尾道での募集はなくて。範囲を広げて探していたらスマウトで倉敷薄荷陳列所のプロジェクトを見つけて、たまたま空いてる木曜に仕事が休めたので、実際に訪問してみました。

Q.たまたま!行ってみてどうでしたか?

もともとミント系が苦手で、なんで選んだんやろって感じなんですけど(笑)

Q.苦手だったんですね!

行ったらおじさんたちがちょうどエアフレッシュナーを製造中で、ゆっくり話しながら香りを嗅がせてもらって「あ、これなら大丈夫」って思いました。

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倉敷薄荷陳列所店内での簡易蒸留。薄荷から精油を採取して様々な製品に加工します

Q.そこから薄荷陳列所「所長」にまでなられた。着任後の活動は順調でしたか?

最初は市役所や受け入れ団体とのやり取りで、提案してもなかなか形にならなくて。

正直"何しに来たんやろ"って思った時期もありました。

Q.コミュニケーションの課題はよく聞きます。どうやって乗り越えたんですか?

岡山は協力隊ネットワークというOBOGがつくった組織があるんです。そこの研修で、行政へのお願いの仕方を学んで。ガーッと言いたいことを言うだけじゃなくて希望を通すためにいったん折れるのも大事って気づきました。

協力隊OBOGの方も現役隊員もたくさんいるので、何かあったら誰かに助けてもらえるっていう安心感も大きかったです。

あとは"文句を言わせない実績を作る"ことも意識しました。今では活動の中で私の意見が通ることが増えてきて、ありがたいなと思っています(笑)

Q.他にも移住後の良い変化について教えてください。

もともと虚弱体質で移住前は体の不調が続いてたのが、今はずいぶん落ち着きました。副業もしてるし忙しさは変わってないんですけど。

Q.変わってないんですか?!

プラマイゼロですね。でも自分でやることを選べてるから。

あと、前の職場は車で1時間かけて通ってたのが、今は車も乗るけど職場も買い物も全部自転車で行ける範囲に収まっていて。

意識して選んだというよりは結果的にそうなったんですけど、生活のスケールが自分にちょうど合ってますね。

倉敷で出会った人と結婚もして、気づいたら地元より知り合いが多くなってました!

Q.結婚まで!すっかり馴染みましたね。3月の任期終了後も、倉敷に残るのでしょうか?

はい。薄荷のほうはサブにして、資格を活かして副業ではじめた料理教室のほうを進めたいと思ってます。

Q.最後に、移住を迷っている人へ一言。

"短距離移住"、すごくおすすめです。うまくいかなかったらすぐ帰ればいい、そう思いながら来たらあっという間に3年経ちました。

また、来てすぐうまくいかないのは前提で、それが普通だと思って来てほしいです。倉敷や協力隊のことで気になることがあれば、気軽に相談してもらえれば嬉しいです!

ありがとうございました!

 

編集メモ

今回取材を通じてとくに印象に残ったのは、「行動のタイミングを逃さない」という姿勢でした。尾道への一人旅、面接前の現地訪問、副業へのチャレンジ、そして現地で出会った人との結婚!

それぞれの場面で、状況に背中を押されながらもすぐに動いたことが、次の出会いと機会につながっていたように感じます。

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協力隊仲間のわんちゃんと一緒に♪

また、知らない土地でのコミュニケーションに苦労しながらも、協力隊OBOGから得た学びにより「相手を変えるより自分が変わる」ことの重要性に気づいたというお話には、協力隊を考えている人へのリアルなヒントが詰まっています。

協力隊に興味があるけど不安…という人は、相談できる仲間が多そうな地域を選ぶ、という方法もあるかもしれません。

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活動の集大成として倉敷薄荷の物語を地域の子供達に伝える絵本を製作中とのこと

持ち前の探究心や粘り強さも発揮し、2種類しかなかった倉敷薄荷の商品もバームや飴など多方面に展開させることに成功した宮﨑さん。協力隊卒業後のチャレンジも応援したいですね!

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