コロナで地方移住は増える?移住意向アンケートから見えること

コロナで地方移住は増える?移住意向アンケートから見えること

新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、出社を前提としない働き方に変わったり、都市部の過密さがリスクであることに気づいたりして、地方移住への関心が高まっているようです。

地方移住について、どんな地域への移住を考えているのか、アンケート調査を実施(※)。今回は、その結果からの考察をまとめました。

※ 2020年7月29日〜7月31日、SMOUT調べ

じつに4割以上が、移住相談をしている

1)今回の新型コロナウイルスの影響を受けて地域へ引越の検討や、そのための地域の方への相談などをしたことがありますか?(2月中旬~7月現在の間で)

smout_inquiry_01

地域へ移り住むための相談をしている、相談したと回答した人は43.5%にものぼることから、地方移住への関心の高さと、実際に一歩目のアクションをした人が多いことがわかりました。

2)1)で「A:相談している/相談した」を選択した方に質問です。その後の状況について教えてください。(2月中旬~7月現在の間で)

smout_inquiry_02

地方移住についての相談をした人にその後の状況を聞いたところ、すでに移住をした人は4.5%、まだ移住はしていない人が39.6%という結果になりました。

3)1)で「A:相談している/相談した」を選択した方に質問です。どの地域に相談しましたか?都道府県でお答えください。(2月中旬~7月現在の間で/複数回答)

相談した地域は、1位が長野県で13.6%、2位が宮城県で6.4%、3位が北海道で5.5%、4位が愛媛県、神奈川県で4.5%という結果になりました。次いで、高知県、長崎県、栃木県、宮崎県、兵庫県が3.6%となっています。

「人生のリセット」としての移住

4)1)で「A:相談している/相談した」を選択した方に質問です。3)で選択した都道府県を検討している理由をお答えください。(2月中旬~7月現在の間で/複数回答)

地域へ移り住むための相談をしている、相談したと回答した人がその地域を選んだ理由は、「この機会に暮らし方や働き方を変えたいと思った」が34.6%、次に多かったのは「以前から旅行に行くなど関わりがあった」で17.0%、「交通や買い物など、ある程度の暮らしの利便性が欲しいと思った」が15.0%でした。

この結果から見えてくることは、コロナ禍でありながらも地域へ移り住むことに「人生のリセット」の意味合いが大きいということではないでしょうか。ただし、過密な都市部ではない地域を探しているであろう反面、移住先にもある程度の利便性を求めていることから、移住というものが、これからは「引っ越し」に近くなるのではと感じました。

さらに、4位に「行ったことはないが移住先としてふさわしいと思った」という回答が12.4%にのぼることから、例えばオンライン移住相談イベントに参加するなど何かしら移住にまつわる情報を探し、地域に足を運ぶ前の段階で、自分にフィットしそうな地域を見極めているようです。

働き方を大きく変えたいという意向

5)移住スカウトサービス「SMOUT」で、今あなたはどのような内容のプロジェクトを探していますか?(複数回答)

どのような内容のプロジェクトを探しているかという設問には、「仕事」と答えた人が一番多く21.6%、その他を除いて2位が「地域活性」11.1%、3位が「農業」で7.2%となっています。

このことから、移住先で積極的に地域に関わろうとする姿勢、または自身のスキルを地域で活かしたいことが伺えます。また、3位に「農業」があがっていることに注目すると、現在の働き方を大きく変えたいという思いがあるのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。地方移住への関心が高まりつつも、実際に地域に足を運んでみることに抵抗があるであろう今、どんな戦略を持つべきかと悩んでいる自治体も少なくないと思いますが、実際に地域に足を運ぶ前に移住検討者がキャッチアップする情報発信をより強化し、ユニークなコンテンツで関心層を引きつけることは、移住の決め手にもなりえそうです。

 

▪️ 移住意向についてのアンケート調査概要

回答者数:154人

性別:

年代:

現在のお住まい(都道府県)

文 SMOUT移住研究所 編集部

smout