移住スカウトサービス「SMOUT」では、インターネット上で各地域に関心を寄せたり、関わったりしている人を『ネット関係人口』と定義して、一例として以下のネット上で関わる人たちを独自のアルゴリズムで計算し、「SMOUTネット関係人口スコア」と名づけ、地域ごとに算出しています。
今回は、2020年11月1日(日)時点での「SMOUTネット関係人口スコアランキング」をお送りします!
ネット関係人口の算出に関わる指標はこちら >>
第1位 宮崎県椎葉村(ネット関係人口スコア:87.6)
椎葉村(しいばむら)は、宮崎県の北西部の山間部にある世界農業遺産の村。昨年、カヤックLivingメンバーも5日間ほど滞在しましたが(そのときの記事はこちら)、人口は約2,580人、広大な面積の約96%が森林という緑豊かな村は日本三大秘境の一つとして、また日本で唯一、伝統的な焼畑農法を守り続けている村として知られています。そんな椎葉村が募集しているプロジェクトは、「湖畔のキャンプ場をDIYでリノベーション!本気で「ひみつきち」を作る開拓者を募集!」、「椎葉の先生 ~山の暮らしの知恵と楽しみを学ぶ~」など。秘境の村で暮らすリアルを描いた冊子を無料で送付してくれるプロジェクトもありますよ。
第2位 北海道下川町(ネット関係人口スコア:86.8)
第2位は、宮崎県椎葉村のスコアに僅差だった北海道下川町。森林面積がまちの90%で、冬はマイナス30度にもなる地域ですが、人口3,382人ながら(2016年9月1日現在)、まちにはスナックが11店舗もあるのだとか。「下川町に住む人は、なんだか、みんな楽しそう。」というキャッチフレーズの移住交流サポートWebサイト「タノシモ」では、下川のお母さんが、自分らしく暮らせる秘密を綴るショートストーリーなども。そんな下川町が募集しているプロジェクトは「「1年後移住するぞ!」プロジェクト始動!!」、「地域に関わるチャンス到来!下川町のゲストハウス『andgram』が今熱い!!」など。ライブ配信番組「スナックゆみこ」も始まっていますよ。
第3位 兵庫県豊岡市(ネット関係人口スコア:77.7)
今回第3位にランクインしたのは、兵庫県豊岡市。まちの人たちが、顔の見える関係性で向き合ってくれる移住相談窓口「暮しのパーラー」をSMOUT移住研究所でも取り上げましたが(そのときの記事はこちら)、コウノトリのまちとして知られる兵庫県豊岡市。演劇のまちとしても知られ、「豊岡演劇祭」が開催されました。そんな豊岡市が募集しているプロジェクトは「美しい日本海まで歩いて41秒!「本と寝床、ひととまる」で一緒に働く仲間を募集!」、「日本最古の木造建築市場内のカフェからお届け!オンライン移住相談営業中。」など。環境共生型住宅でのお試しテレワークもできるそうですよ。
第4位 沖縄県久米島町(ネット関係人口スコア:76.8)
沖縄本島から西に100kmに位置する離島で、車で一時間もあれば一周できる小さな島には、東洋一美しいとも言われる無人島「はての浜」も。移住・定住推進のため「島ぐらしコンシェルジュ」を設置し、島で唯一の県立久米島高校では「高校魅力化プロジェクト」が進められ、離島留学生が島生活を送っています。琉球王朝時代には、数ある琉球の島々の中でも最も美しいことから「球美の島」と呼ばれていたのだとか。そんな久米島が募集しているプロジェクトは、「【入居者募集】久米島ぐらしがすぐに楽しめるシェアハウスをつくりたい!」。なんでもシェアしながら、お金をかけずに楽しい暮らしが始められそうです。
第5位 岡山県新庄村(ネット関係人口スコア:76.7)
新庄村は、岡山県の西北端に位置する人口約1,000人の村。古くは出雲街道の宿場街として栄え、当時の面影を残す風情ある街道が。ブナの原生林を中心とした1000m級の美しい連山に囲まれ、植物、野鳥の宝庫でもあるこの村では、オンライン移住相談を受付中。ベンチャー型公務員の募集(https://smout.jp/plans/1919)では、一般的な公務員は手を付けたがらない「冒険的」・「野心的」な事業に取り組もうとする人を募集していたのが印象的。何かチャレンジしたいことがあるなら、こんな村で始めてみるのもよさそうです。
ちなみに、第6位は岡山県真庭市(ネット関係人口スコア:76.1)、第7位は神奈川県鎌倉市(ネット関係人口スコア:73.6)。どんな募集があるか、ぜひのぞいてみてくださいね。