移住促進 成功への道

北海道全体でグッドサイクルを回す。移住施策を底上げして、幸福な移住を増やす広域連携「移住のススメ」

北海道全体でグッドサイクルを回す。移住施策を底上げして、幸福な移住を増やす広域連携「移住のススメ」

北海道は、2023年のふるさと回帰支援センターの移住希望地ランキングでも第7位と上位に位置しています。他方で、実は北海道の179市町村の家65%を超える117市町村が消滅可能性自治体に該当するのだとか(全国では約40%)。

内と外をつなげ「循環」をつくり出す。コミュニティ・マネージャーとして活動する長田涼さんが鞆の浦で始めたコミュニティづくりの実践 移住ストーリー

内と外をつなげ「循環」をつくり出す。コミュニティ・マネージャーとして活動する長田涼さんが鞆の浦で始めたコミュニティづくりの実践

沼隈半島の先端に位置する広島県福山市の「鞆(とも)の浦」は「潮待ちの港」として江戸時代に栄えた港町です。ジブリ映画『崖の上のポニョ』の舞台となったまちであり、歴史ある町並みと瀬戸内海の穏やかさに惹かれて、多くの人が訪れる人気の観光地となっています。

2022年の移住と関係人口を総まとめ!地域系サービス・メディアカオスマップ カオスマップ

2022年の移住と関係人口を総まとめ!地域系サービス・メディアカオスマップ

コロナ禍のリモートワークが続いている人も、出社勤務に戻った人も混在した2022年。SMOUTの一般登録者数は2020年2月から2.3倍に増え、約48,000人(2023年3月現在)に。SMOUTを利用して関係人口づくりや移住・定住促進を図る地域も増え、892市町村(2023年3月現在)になるなど、地方に接点や拠点を持ったり、地方に移住をする動きはますます広がりを見せました。

テレワーク時代の移住先として注目を集める神奈川県小田原市。移住者とコワーキングスペースの運営者にリアルな話を聞いてみた 小田原市

テレワーク時代の移住先として注目を集める神奈川県小田原市。移住者とコワーキングスペースの運営者にリアルな話を聞いてみた

ここ数年、テレワークがさらに広がって移住のあり方も大きく変わってきました。これまでの移住は新しい場所で新しい仕事をするのがスタンダードでしたが、コロナ禍以降は仕事は変えずに住む場所だけを変えて、“普段はリモートワークで時々通勤”という働き方をする人が増えてきています。

行政の負担を減らすためではなく、地域で必要な選択をできるように。市内全30地域に「地域自主組織」をつくった島根県雲南市で起きていること 移住の一歩先を考える

行政の負担を減らすためではなく、地域で必要な選択をできるように。市内全30地域に「地域自主組織」をつくった島根県雲南市で起きていること

もう5年以上前になりますが、ある行政職員さんが教えてくれたことがあります。

⽥舎ではインターネットよりも、⼈のネットワークのほうが頼りになる。長野県中野市・間峠未希さん/宮崎県西都市・大沢なつみさん/宮城県丸森町・橋本沙耶花さん【地域おこし協力隊図鑑 #13-15】 地域おこし協力隊図鑑

⽥舎ではインターネットよりも、⼈のネットワークのほうが頼りになる。長野県中野市・間峠未希さん/宮崎県西都市・大沢なつみさん/宮城県丸森町・橋本沙耶花さん【地域おこし協力隊図鑑 #13-15】

日本全国で5,000人以上が活躍している地域おこし協力隊。そのきっかけはさまざまですが、ひとりひとり地域に向き合い活動しています。 コロナ禍の影響などもあり、移住を考える人が増える中で、移住先での仕事として地域おこし協力隊が選択肢の一つとして定着してきているように思い印象があります。そして協力隊を卒業した後、その経験を活かして地域で自分のやりたいことを実現する人も増えています。

「縮小する都市」の未来を希望に変える、北海道ニセコ町「10棟20家族の村」プロジェクト 関係人口のつくり方

「縮小する都市」の未来を希望に変える、北海道ニセコ町「10棟20家族の村」プロジェクト

「人口減少社会において、どのように都市を再編していくのか。そして“社会・経済・環境”の3つの要素をバランス良く保ち、持続可能な都市をつくっていくにはどのようにしたらいいのか。」

地域のことを知り、「好き」が地域おこしにつながっていく。兵庫県豊岡市・コンハジメさん/長野県伊那市・宮川沙加さん/北海道壮瞥町・今井亮輔さん【地域おこし協力隊図鑑 #10-12】 地域おこし協力隊図鑑

地域のことを知り、「好き」が地域おこしにつながっていく。兵庫県豊岡市・コンハジメさん/長野県伊那市・宮川沙加さん/北海道壮瞥町・今井亮輔さん【地域おこし協力隊図鑑 #10-12】

日本全国で5,000人以上が活躍している地域おこし協力隊。そのひとりひとりがさまざまな思いや夢を持って地域と向き合っています。 「田舎で暮らしたことはないけれど、いつか移住したい」と考える人にとって、移住先で地域おこし協力隊として働けることは大きな後押しになります。今回は、移住先を決めるなかで、自然の持つ美しさや住人たちの雰囲気など、その地域の魅力を見つけたという3人にお話を聞きました。

人口3,000人のまち、山口県阿武町。若者が次々と移住する理由とは? 山口県阿武町

人口3,000人のまち、山口県阿武町。若者が次々と移住する理由とは?

山陰地方の豊かな森里海に抱かれた阿武町。はるか大昔の火山活動でできた起伏に富んだ大地は、大きな開発をうけることなく今に至り、漁業や農業、畜産業などの一次産業が長年営まれてきました。しかし、高度経済成長期に都市部への人口集中が進むと、まちの人口は減少の一途をたどり、現在は3,000人台をかろうじてキープしている状態です。しかし、一方で阿武町には毎年10人ほどの移住者があり、その多くが若者世代だといいます。そんな若者に選ばれるまち、阿武町が地方再生の切り札としてつくった施設が今年3月12日にオープンした「ABUキャンプフィールド」です。

「食」という圧倒的な地域資源を軸に。山口県阿武町にオープンした「ABUキャンプフィールド」にみる地方創生 山口県阿武町

「食」という圧倒的な地域資源を軸に。山口県阿武町にオープンした「ABUキャンプフィールド」にみる地方創生

山口県北部の日本海に面した人口3,000人のまち、阿武町。過疎に悩む自治体が多く存在するなかで、阿武町は人口減少が40年も先行し、基幹産業である漁業や農業の担い手不足が深刻な問題になっています。まちにはコンビニがなく、大きなショッピングセンターもありません。それなのに、阿武町には毎年コンスタントに若い世代の移住があるといいます。

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